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東海設備チラシ:水道管豆知識「ステンレス管とは」

不動態皮膜により耐食性のある合金(東海設備)





ステンレスの「ステン」とは日本語で「汚れ」という意味で、「レス」は「〜ない」という意味です。つまり、「汚れない、錆びない」という意味です。



ステンレスは、鉄にクロム・ニッケルなどの元素を加えた合金鋼です。錆びにくいのは、鉄にクロムを添加することで表面に非常に薄い酸化皮膜として不動態皮膜を作るため、周辺環境と反応しにくくなり、耐食性が強くなるためです。



この不動態皮膜は、非常に緻密で密着性の良い柔軟な構造のため、地金のステンレスにくっつき、均一で薄い化学的に安定した膜になっていると考えられています。その厚さは、100万分の3o程度と大変薄いため肉眼では見えません。何らかの原因によって、この不動態皮膜が傷つけられても、その部分のステンレス表面が酸素と触れれば、ステンレスに含まれるクロムが酸素と結合して皮膜を再生します。



ステンレス鋼は、鉄にクロムを加え、その量が増えるにしたがって耐食性が良くなりますが、基本的にはクロムを10・5%以上加えた鋼をステンレス鋼と呼んでいます。現在、クロムの割合を変えたり、他の元素を混ぜたりして100種類近くのステンレスが使われています。ステンレス鋼は、その金属組織によって、一般には、マルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト系、析出硬化系、オーステナイト・フエライト系(二相系)の五つの系統に分類されており、それぞれの用途に応じた鋼種を選択する必要があります。



ステンレス管は、様々な規格があります。



一般配管用ステンレス鋼鋼管は、建築設備配管用として規格化されたもので、従来のステンレス鋼鋼管に比べて薄肉となっています。水道用ステンレス鋼鋼管は、ステンレス鋼帯から自動造管機によって製造されます。



このため、異物等の有害な物質が混入される心配もなく、流体の流れを乱さないなどの特性を持っています。



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