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東海設備チラシ:水道管豆知識「銅管とは」

給湯用と水道用で広く使用(東海設備)





銅は、紀元前8000年頃の新石器人が人類として初めて使った金属で、地表の自然銅を偶然見つけたようです。紀元前6000年以降になると、人類は銅を火で溶かす鋳造技術を身につけました。



紀元前2750年頃、エジプトのアプシルに建設された神殿に、銅でつくった給水管が使われていました。その銅管の一部は、ベルリン博物館に所蔵されています。



紀元前300年のローマ時代に建設されたローマ水道に、木管や鉛管が多く使われていますが、高級品だった銅は、水栓や弁などに使われていました。



紀元前300年頃(弥生時代)に日本でも銅が使われるようになりました。中国から朝鮮半島経由で輸入された青銅器です。708年には日本でも大規模な鉱脈が発見され、東大寺の大仏や、日本最初の貨幣の和同開珎が銅でつくられました。



室町時代にはいると、中国、オランダ、スペイン、ポルトガルなどと貿易をして、鉄砲や武器・貨幣・日常生活の器具など、銅に関する需要が内外ともに活発となりました。ことに江戸時代の寛文・元禄の頃に、銅は金銀にかわって長崎貿易の主力となりました。17世紀から18世紀中頃までは、日本が世界1位の銅生産国でした。



銅管が日本で初めて使われたのは、1923年大阪医大付属病院で給湯用に使用されたのが始まりといわれています。水道用としては、1932年に東京市水道局が、1937年に大阪市水道局が、銅管を採用しました。



欧米諸国では、給湯管や給水管で銅管が主流を占めています。日本では給湯管に広く銅管や被覆銅管が使用されていますが、給水管としての使用は健康上の理由から以前はあまり使用されませんでした。



しかし、抗菌作用やその適性が見直され、札幌市、釧路市、銚子市では給水管に多く被覆銅管が使用されています。



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